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57号作家紹介・小林康浩

作家紹介・小林康浩

◆小林康浩50句「無口になった丘」より

それはさぞ重荷でしょうと奪われる
流れゆく雛一対は抱擁する
ジャガイモを転がしている哲学者
投身のトマトよ本気だったのか
あの丘もこの丘も無口になった

◆「小林康浩50句を読む」杉山昌善 より

  あの丘もこの丘も無口になった
私流の「怒り」の句の鑑賞の仕方を、ご参考までに。それは、康浩さんの十七音字の後に「そして私は怒っている」か「だから私は怒っている」という言葉をつけてみるのである。すると、強い怒りが隠されているのが分かってくる。(後略)

◆小林康浩さんインタビューより

●文芸川柳が未だ異端視されている原因は何故だと思いますか。またどうしたら本流になる時期を早められるのでしょう。
 異端視されているというより、存在自体認知されていないのでしょう。川柳は現在、企業や賞品PRの手段に使われることが多いです。公募川柳の多くは、駄洒落やおふざけみたいなものでもOKで、それに何十万円って賞金が出るのですから敵わないですね。文芸川柳が本流になる早道は、かつで誰かが欠いておられたと記憶しますが、第二、第三の時実新子、そして『有夫恋』が出現することでしょう。メディア的な注目に耐え得る、個性と力量を持った人の出現です。更に大事なのは、特定の「超人」だけに頼るのではなく、各々がその高みを目指し、佳句を詠み続けることです。川柳を文芸として底上げするには多数の力が必要です。(後略)

*毎回、会員誌友の中から「この人に会いたい」という人にフォーカスしてご紹介する作家紹介。自選50句、作品鑑賞、インタビューにより、たっぷりページを割いて川柳作家の素顔をご紹介いたします。
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57号目次

57号目次

◆前号秀句十選
金子喜代・野上藪蔵・石田一郎・前田邦子・茉莉亜まり

◆川柳作品
・群像(会員自選作品)
・群舞(会員・誌友投句作品、小林康浩選)
・誌上句会「玉子」中川千都子選
・人間の目社会の目 佐伯善照選(朝日新聞元記者)

・誌上互選句会「房」結果発表
 ・「房」に寄せられたコメント
 ・第48回「平ら」投句一覧
・初心者講座「蛇」 渡辺美輪選

◆作家紹介・小林康浩
・小林康浩50句「無口になった丘」
・小林康浩50句を読む  杉山昌善
・小林康浩さんインタビュー

◆特別対談(2)「この国の戦」  米澤久男(川柳作家)×木割大雄(俳人)

◆エッセイ・読み物
・噺のはなし(9)「蛇含草」さとう裕
・古川柳かづみ読み(32)「出て行けになれて女房は…」徳道かづみ
・小児科の窓から(21)「RSウィルス」平尾正人
・ときめき地図(32)「桃子の風」中川千都子
・月の子の風景(27)「番外編・前編」茉莉亜まり
・由佳’s eye(3) 小原由佳
・前号この一句  石川街子・米澤久男
・一期白書~出逢い・出会い・出合い~ 妻木寿美代・岸本きよの
・川柳の風景  原 三郎・別所花梨
・エッセイ「ミスターキザオ」 杉浦まりこ

◆「現代川柳」第7回大会この一句
◆大会のこだま

◆川柳人物辞典(27)「延原句沙弥」

◆56号を読んで  木割大雄

◆往復メール 永遠屋だより

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